2020年3月8日日曜日

『雪のみた夢』掲載

『雪のみた夢』掲載しました。中編小説です。ジャンルはファンタジーですが、ほんのりミステリー風味も漂わせたつもりです。

こちら、前サイトの時に企画に出したものなのですが……ちょうどその後、調子の悪い時期に当たり、しばらくしてサイト閉鎖してしまったので、サイトには未掲載となっていた中編小説です。ご案内もできてなかったはず……。
「美しい少年・少女」がテーマということで、私は少年を選びました(……)

個人的には「やってみたかった」ことができて、満足な一作でしたが、なかなか難易度の高い話で……書いてる時、修正している時は、ずーっと唸っていたような気がします。
でも、こうして何年も経ってから改めて読むと、客観的に見ることができて、修正するところも思ったより少なく、「当時の私、頑張ってたな!」と思えるから不思議です。

カクヨムにも掲載してます。
「中編だし、サイトオンリーでも良いな。どうしようかな」と思ったのですが…… カクヨムのが読みやすい、という方もいらっしゃるかな~と思いまして。

この作品の掲載自体もどうしようか迷ったのですが、ちょうどニライカナイ第二部始まる前の隙間期間(?)ですし、時機が良いと思ったので載せました。

このお話は、寒い国が舞台です。
ニライカナイは南国で、デビュー作は寒い国が舞台……私の作品、極端すぎでは?と思う今日この頃でした。

続き以下、ネタバレありの作品語りです。



読み終えた方は、「私がやってみたかった」というのが何か、わかるのではないかと……。はい、一度やりたかったんです。この形式だからこそ、ですよね。
ジュールが領主になるまで、すったもんだあったようですが、まあそれは舞台裏ということで。

私は割と「癖のある性格の少年」を書く傾向があるのですが、エーリは敢えて「心もうつくしく!」をモットーにキャラクターを作りました。
純粋で無垢で、だからこそ利用されてしまった哀しい種族・異種らしい性格とも言えるかもしれません。
どうやってこの話を思いついたか覚えていませんが、「美しさ」をテーマにする以上、徹底的に美しい子を……と思った結果、人間じゃない種族になっていたというのは、なんだか自分でも面白いというか……。

初めは、南国舞台で考えていて、その時は少年は人間だったはずですが、いつの間にやら……。

あれ? 南国?
うーん、やはり私……極端なのでは(;´Д`)